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支部長挨拶

支部長挨拶

(一社)日本音楽療法学会関東支部
支部長 小柳玲子

 日本音楽療法学会は2001年に学会組織となり、同時に各支部の活動もスタートしました。関東支部は9つある支部の中で、約1800名の会員を抱える人数的に一番大きな支部です。とはいえ、近くに住んでいる会員同士でも知り合う機会はないため、会員のネットワークづくりは大きな課題です。これまでその対策の一環として、支部主催の研修講習会や都県別ごとの講習会などの学びの場の提供や、メールマガジンでの情報発信を行ってきました。

 本支部の運営には、発足当初から日本の音楽療法の黎明期を支えてきた先生方が関わってこられましたが、時が経ち世代交代の時期を迎えています。単に引き継ぐのではなく、これまで大切にされてきた音楽療法の価値を尊重しつつ、今の社会から求められることとの調和を図っていきたいと考えています。

 2020年には、新型コロナウィルスのパンデミックによって社会全体が大きな打撃を受けました。音楽療法業界も例外ではありません。感染対策のために活動停止や様々な規制を受けた年月は、音楽療法を実践する上で「これだけは譲れないものは何か」を自らに問い続ける時間でもありました。それは音楽のポテンシャルを見つめなおすことでもあったと思います。今後とも、専門性を高めつつ実践を続けられるよう会員をサポートするとともに、音楽療法の魅力と可能性を広く一般に周知するために、各都県選出の42名の幹事と共に尽力して参ります。引き続き私たち関東支部の動きに関心をもっていただき、またお力添えいただければ幸いです。

2023年6月

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