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支部長挨拶

支部長挨拶

関東支部支部長 加藤美知子
2020年4月8日

今回、関東支部の支部長に就任いたしました加藤美知子でございます。2000余名という大所帯の支部の支部長として、身が引き締まる思いです。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、この就任挨拶の原稿を依頼されたときにはまだ普通の生活を送っていました。それから私たちの周りも世界も状況が激変し、刻々と悪化する新型コロナウイルス感染症対策に関するニュースにおののいている日々が続いています。その収束は長期化する見通しであり、私たちの毎日の生活も仕事ももちろんですが、学会員としてやるべきこと、やれることも見直しをしていかなければなりません。学会本部は早速この状況に対処すべく動きだし、すでに各講習会、必修講習会などの延期が決定され、各支部も同じような動きを見せています。

人が集まることを避けるために、新年度からの理事会、総会もウェブ会議で実施する方向に向かっております。もちろん各種委員会もウェブ会議を優先させることになっており、あらためてネット技術の進歩についていかなくてはならないと痛感しています。今回スカイプやZOOMでの会議が初めてという人たちが何人かいて、まだまだ不慣れな面がありますが、お互いに助け合いながら技術的なことをクリアーすれば本当に強い武器になるということがわかってきました。すでに使い慣れていらっしゃる方からみれば、何を今さらと思われるかもしれませんが、中高年の学会員が多い本学会はまだまだこれから新しく習得しなければならないことが沢山あるのです。若い世代からの応援を大いに期待しております。

世界に目を向けますと、今年の7月に開催予定だった南アフリカ世界音楽療法大会が、オンライン大会として配信されることになりました。4月8日から改めてオンラインの登録が始まりますので、興味のある方は是非最新の世界情報を得てください(wfmt music therapy face book)。

さて、支部会員の皆様のお仕事の状況はいかがでしょうか? 非常勤の立場が多い世界ですので、仕事がキャンセルになった方も多いのではないかと察せられます。領域によってはいつも以上に忙しくなった方ももちろんいらっしゃるでしょう。いずれにしても、私たちの生活の公私にわたって色々な面での犠牲を払わなくならないつらい毎日だと思います。この未曾有の事態に直面して私たちがあらためてするべきこと、できることを一緒に模索していきませんか。そこでいくつか思いついたことをここでご提案させていただきます。

  • 情報共有のありかたについて考え直す。
    ホームページをもっと活用できるようにすること、一方的な情報配信だけではなくフェースブックやツイッターといった方法も使って、会員の生の声が配信できるようにしていければと思います。
  • 講習会や研修のありかたを考え直し、ウェブ配信やテレワークという可能性を探る。
    本年度に予定されていた講習会や研修をすべて延期するのではなく、ネットを活用した方法を考えてみるということです。もちろん状況が落ち着いたらできるだけ早く通常の状態に戻したいと思いますので、何がなんでもネットと通してやるということではありません。
  • 会議もウェブ会議を最優先させ、実際に集まることを避ける。
    会議という改まった場だけでなく、仲間同士の情報交換やお互いを元気づけるためにも気軽にこの媒体を利用できるようになると便利でしょう。
  • 支部として何ができるかを考えると同時に、会員として何ができるかということも考える。
    これまで委員会を中心に運営してきた活動に、もっと多くの一般会員が活動にかかわれるようにする、たとえばネット技術にたけている人が広報委員会の活動を補佐するなどです。

以上ざっと挙げさせていただきました。この他にもまだ色々と考えられると思います。すべてが実現できるかどうかは不明ですが、最善の解決策を見つけるべく、努力していきましょう。

先日のドイツからのニュースで、このような時だからこそ文化や芸術が重要なのだというメッセージがありました。人として生きていくうえで音楽がどれほど大きな意味を持つかということが、改めて思い起こされました。私たちは今世界にまたがるウイルスとの戦争のまっただなかに置かれています。生まれて初めて遭遇する状況です。毎日を必死で生きていく一方で、なぜ私たちが音楽療法というこの仕事を選んだのか、選ぼうとしているのかを考え直してみませんか。

関東支部は新体制になってスタートしたばかりです。活動が軌道にのるまでにはしばらく時間がかかるかもしれませんが、随時情報を公開し、皆さまと共にこの困難な局面を切り開いていければと心から願っております。私たち全員がお互いのエールを必要としています。まずはできることから粛々とやっていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

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