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第7回日本音楽療法学会関東支部大会をふりかえって

大会長 淑徳大学 高橋多喜子
第7回日本音楽療法関東支部大会は、2008年12月6〜7日、つくば国際会議場エポカルつくばで開催されました。「和・輪・笑 サイエンスの街つくばからの発信」と題し、わが国の音楽療法の未来が平和に団結し、明るいことを願ってつけたテーマでしたが、その名の通り混乱もなく、講習会参加は372名(事前申し込み348名、当日申し込み24名)、大会参加は423名(事前申し込み365名、当日受付55名、公開講座3名)で、延べ795人の方々が参加下さいました。申し込みは最初から順調で、第8回日本音楽療法学会学術大会の申し込み事前受付終了などが影響してか、遠く北海道や九州からの参加もありました。

日本人の文化に基づく感覚を大事にした音楽療法の未来を考えていこうとする提案から、さまざまなワークショップ、講義が開催されました。また、未来に向かっての「予防」をテーマにシンポジウムや公開記念講演会が行われましたが、いずれも好評で、ありがたく思っております。懇親会は80名が参加し、クリスマスソングに合わせて楽しく語り合い、最後は皆でアカペラ合唱をして終わりました。また多数の演題が寄せられたことも心より感謝いたしております。

ワークショップはその性質からあまり参加人数を多くすることもできず、2回行うことも使用す る部屋の関係から叶わず、実行委員会ではもめにもめました。最終的には参加人数を少し大目にお願いすることで落ち着きましたが、行き届かない点もあったかと存じます。どうかご了承下さい。

6日の午前中のサイエンスツアーは、つくば独自のものを提供したいという思いで最初に決まった企画でした。午前中の数時間の中で効率よく回るために多くの研究所の中から宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターと独立行政法人産業技術総合研究所が決まりました。音楽とは関係の殆どない研究所巡りで大丈夫かという不安もありましたが、多くの方々から、「また来たい」「面白かった」など大好評のうちに終わりました。つくばは、私たちにとって「陸の孤島」といわれた時代からから、落ち着いた学園都市になるまで共に歩んできた同士のような街です。私たちが作ってきた街という思いがあります。

このつくばへの思いを抱きながら、大会実行委員会は2年前から準備を進めてまいりました。20名での活動でしたが、集まった回数は24回を超え、皆が一致団結してできたと思っております。ボランティアも多くの希望があり、きびきびと動いてくださいました。本当に皆様に支えられてできた会だと思っております。ありがとうございました。

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