群馬大会実行委員会
「日本音楽療法学会関東支部 地方大会 群馬の参加登録は締め切りました。参加希望される方は、当日の受付となります。
事前登録された方は、「完了通知メール」が届いているかどうか
今いちどご確認をお願い致します。
もし届いていない場合は、問い合わせメールにご連絡ください。
第17回 日本音楽療法学会関東支部 地方大会
|
第17回日本音楽療法学会関東支部 地方大会 群馬が開催されます。
この地方大会は、3巡目の関東支部地方大会になります。関東支部が結成され、支部大会の開催が検討された時、真っ先に手を挙げてくださったのが群馬県でした。「地方大会」という名称を提案してくださったのも群馬県でした。関東支部が設立された頃は、まだ関東在住の音楽療法士同士が語り合う機会も少なく、支部幹事会の開催中にも、やや緊張した雰囲気が漂っていました。17年目を迎えた今、支部会員同士の交流も増え、出会った瞬間から話がはずみます。各県で開催される都県別講習会、地方大会、支部研修会などで、共に学び合うことを続けてきた結果ではないでしょうか。
今回の群馬大会は「地域」というコンセプトで開催されます。B.スティーゲらにより、提唱された地域音楽療法(コミュニティ ミュージックセラピー)という概念が世界に広く知られてきています。本部学会で3年間試行してきた「音楽療法地域プラン」が全支部に広げられる試みも始まっています。群馬大会では、より積極的に「音楽療法で地域を元気にする」観点からの提案がされます。
地域で生きている音楽療法士が地域に生かされていることを実感しながら、音楽療法を地域に届け、地域と共に元気でい続けることへの提言と、大会に参加される方々が持ち寄るそれぞれの「地域」が合流し、大きな波となることを期待します。
大会長あいさつ大会長 長居 由子 |
「心にぐぐっと ぐんま県」群馬県PRキャッチコピーです。せっかくの地方大会ですので群馬県らしさを表現しようとタイトルが決まりました。
さて、日本音楽療法学会関東支部が設立され、記念すべき第一回地方大会がここ群馬県で開催されたのは17年前のことです。小泉内閣が発足し、東京ディズニーシーやユニバーサルスタジオジャパンが開園したのもこの頃でした。中央から地方に音楽療法をひろめ、その価値をたくさんの人に認めてもらうための一歩だったように思います。世の中にどれだけ音楽療法が周知されているのか、療法士としての資質はどうか、経済的自立ができているのか等々、様々な大会が開催される度、療法士としての課題や学会としての課題が挙げられています。その文面を目にする度、「そうだなぁ」と思ってみるものの、特に学会としての課題は我が事として捉えることは難しいと感じています。会員が増え、分母が大きくなればなるほど誰かがやっていることで、自分事ではなくなっているように思います。そういった点から、地方大会は分母が小さくなる分、音楽療法に携わる一人ひとりが自分事として、地方が故の課題や自身の立ち位置を見つめ直す良い機会になっていると思います。
さて、前置きが長くなりました。この大会を通して、先ずは音楽療法を知って貰おう!群馬県内の社会資源に働きかけていこう!ということを一つの柱として据えました。そしてもう一つは「関心はあるのだけれど、どんなことするの?音楽療法って何?」という、これまで音楽療法に全く縁のなかった方々に音楽療法の実際を知って頂く企画です。皆さまよくご存知の国民代表、山本一太先生が登壇されます。群馬県出身の先生には音楽療法に対する率直な声をお聞かせ頂き、音楽療法学会のレジェンド二俣泉先生にお答え頂きます。山本先生ご自身も作曲をされ、ご自分のバンドで披露される等、音楽には大変精通してらっしゃると伺っています。男性・音楽ということ以外に全く共通項のないお二人が、どんなお喋りをされるのか、今からとても楽しみでワクワクしています。第一線でご活躍の療法士の皆さまには「今更」ということもあろうかと思いますが、原点に立ち返る機会と捉えて頂ければ幸いです。
そして対談の後は、二俣泉・裕美子先生によるワークショップを予定しています。両先生の音楽の世界を直に感じることのできる貴重な時間になることは間違いないでしょう。午後は成人、児童、高齢者、分野別のワークショップを行います。
仕事としては勿論、社会貢献も考えていこうと当日は非営利団体の物品販売もあります。知ってもらうために音楽や施設関係者だけではなく、色々な分野の色々な人と繋がること。首都圏での大会とは異なり、地方が抱える課題に軸足を置いてみました。
11月初旬、山の紅葉も見頃を迎えます。少し足を伸ばして頂くと伊香保温泉や草津温泉、四万温泉、秘湯といわれる温泉の数々。様々な泉質で湯量豊富な温泉があちこちにあるのも群馬県の良いところです。心身のリフレッシュも兼ねて、この機会に是非!ゆっくりお出かけになっては如何でしょうか。実行委員一同、心よりお待ち申し上げております。