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第18回 日本音楽療法学会関東支部地方大会 神奈川

神奈川大会開催にあたって

関東支部長 高橋 多喜子

第18回日本音楽療法学会関東支部地方大会(神奈川)が羽石英里大会長のもと神奈川県の会員の皆様のご尽力により、川崎市スポーツ・文化総合センター(カルッツ川崎)で開催されます。新しい元号「令和」での最初の地方大会です。「令和」の出典は万葉集だそうですが、万葉集は麗しく、平和に生きる日本人の原点だといわれており、それには人々の生の声、気持ち、いろいろな立場の人の思いが込められています。第18回神奈川大会の大会テーマ「ともに生きる−音楽でつくる絆」は、「ともに生きる社会かながわ憲章」から刺激されたテーマだということですが、この万葉集からの「令和」元年にふさわしいテーマであるとも考えられます。
市民講座では、有田栄氏が「音楽の作る絆、音楽で作る絆」という題目で地域との音楽療法のあり方を提案してくださいます。続いての音楽療法体験でも地域での活動を取りあげていくとのことです。口演・ポスター発表、自主シンポジウム、ひよこひなどりフォーラムなど期待したいと思います。そしてこのテーマを実行する「神奈川」に大いなる敬意を表して、私たちはこの「ともに生きる−音楽でつくる絆」について考えていこうではありませんか。

大会長あいさつ

大会長 羽石 英里

第18回関東支部地方大会(神奈川)は、2019年11月23日(土・祝)に、川崎市スポーツ・文化総合センター(カルッツかわさき)で開催されます。改元後初の地方大会となります。
さて、平成はどのような時代だったのでしょうか。多くの大災害と未曾有の原発事故に見舞われ、少子高齢化やリストラが進むなど、不安と危機感が高まった時代であることは否めません。そのような中、2016年7月26日、県立津久井やまゆり園で、重度の障害者46名が犠牲になる殺傷事件が起こりました。これを受け、神奈川県は、障害の有無を問わず、すべての人の命を大切にする地域社会の実現を目指して、同年10月、「ともに生きる社会かながわ憲章」を定めました。今回の大会テーマは、このかながわ憲章に刺激を受け、共生社会の実現に向けて、音楽が人をどのように結び付け、音楽療法士がどのように力を尽くすことができるのかを考えるために設定されました。
会場となる川崎市は「音楽のまち・かわさき」を推進しています。市民講座の講師としてお招きする有田栄先生は、音楽史、美学、現代音楽に精通する音楽学者であると同時に、FMラジオのパーソナリティや音楽祭主催者として人と地域をつなぐ活動もされており、これらの幅広いご経験から「音楽の作る絆、音楽で作る絆」について語っていただきます。続いての音楽療法体験では、地域での実践活動を紹介いたします。なお、大会企画シンポジウムでも、地域と音楽のつながりについて、様々な立場の方々による話題提供と討論を予定しております。研究発表の場としては、口演・ポスター発表、自主シンポジウム、ひよこひなどりフォーラムなどを設けましたので、奮ってご応募ください。
音楽は障害や能力で人を差別しません。そのことを一番よく知っているのは音楽療法士です。今大会は、絆としての音楽の意味、音楽療法士の社会的役割をとらえ直す絶好の機会となるでしょう。

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