実行委員長 蔭山真美子
千葉県が舞台の地方大会は九年ぶりとなります。今大会のテーマ「音・音楽からのメッセージ」を私たちがどのように受けとめ、人や地域とつながるために音楽で出来ること、あるいはその限界とは何かを大会を通して共に考えたいと思います。シンポジウムと連動した分科会は今大会ならではの企画です。皆様が主体となり活発な意見や情報の交換がなされることを期待しています。研究発表には多くの方々からの積極的なご参加をお待ちしています。
8:45〜9:30 | 受付 (クローク受付) | 9:00〜 楽 器 ・ 書 籍 販 売 |
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9:30〜9:40 | 開会式 | |||||
9:40〜10:10 | 大会長講演 :土`野 研治 |
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10:30〜12:00 | シンポジウム 「音楽療法と地域との連携」
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12:00〜13:00 | 昼休み | 支部幹事会 | ||||
13:00〜14:00 | 分科会
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14:15〜14:45 | 支部総会 | |||||
15:00〜16:00 | 研究発表 | ポスター発表 | ||||
16:10 | 閉会式 (16:30 クローク終了) |
土`野 研治
音楽療法は、音や音楽を介して人と人を繋げる営みです。私は23年間埼玉県内の特別支援学校(肢体不自由、知的障害、病弱)に勤務してきました。そこで多くの障害や病気を抱える子どもたちと音楽によるかかわりを持ちました。また多くの保護者とも子どもの発達課題や卒業後の進路ついて意見を交わしてきました。卒業生たちは地域の作業所や施設などに通っています。当時、音楽療法という言い方はできませんでしたが、学年やクラス単位での音楽の授業、自立活動でも音楽を用いた指導を試みました。実践から多くの事柄を学びました。今回の大会長講演では、当時音楽を介して関わりを持った子どもたちが、地域で現在どのような生活をしているのか、また当時の音楽のかかわりが、今の生活にどのように生かされているのかを検討したいと思います。また14年間セッションを重ねてきた自閉症スペクトラムの青年が、セッションを終えてから十年間を経た今、彼の日常に音楽がどのような意味を持っているのか、作業所を設立した保護者の声も紹介したいと思います。
<プロフィール>
日本大学芸術学部教授。国立音楽大学声楽科卒業。埼玉県の特別支援学校で23年間音楽療法を実践。音楽教育振興賞、下總皖一音楽賞を受賞。著書に「障害児の音楽療法〜声・身体・コミュニケーション」「心ひらくピアノ」(春秋社)他。NHKおよび日本演奏連盟新人オーディションに合格後、東京、京都、スウェーデンなどでリサイタルを行う。
2009に日瑞音楽交流プロジェクトを設立し、演奏と音楽療法での交流を行っている。
<プロフィール>
発達障害児の通園施設「つくも幼児教室」に児童指導員として勤務していた。1999年「ほどき心理相談所」を開設し、地域の保健センターなどで発達相談を行ったり、スクールカウンセラーで生徒や教師の相談に乗ったりしていた。2008年4月から、千葉市若葉区にある植草学園大学の発達教育学部教授として、心理学、発達心理学、保育の心理学などを学生に教えている。
※安藤紀夫先生のプロフィールに最終 案内において誤記がございましたことをお詫びいたします。
「NPO法人ちば特別支援教育理事長 千葉市心身障害児就学指導委員会委員」 の 部分について、削除をお願いいたします。
午前中のシンポジウムと連動させた企画として、分科会をおこないます。3人のシンポジストにお話いただいた内容をより特化させた自由討議の時間としたいと考えています。各領域のテーマに基づいた疑問点や感想、意見交換、情報交換など、みなさまの積極的なご参加を期待しています。司会・進行はそれぞれの領域に詳しく実践経験も豊かな実行委員(1名)が担当いたします。分科会では以下の3つの領域に分かれますので、それぞれに興味・関心のある領域の会へご参加ください。