星と音楽とわたしと
〜奇蹟の地球でつながっている〜

第14回日本音楽療法学会 関東支部講習会・地方大会 （山梨）の開催にあたって 支部長　藤本禮子

第14回関東支部講習会・地方大会（山梨）が、2016年1月30日、31日に開催されます。今回は、私達の視線を「グググ〜〜〜ッ」とひっぱり上げてくれる大会になりそうです。
今年2月の関東支部幹事会で、山梨大会大会長の山本久美子先生がにこやかに、「大会のテーマは、『星と音楽とわたしと』です。」とおっしゃった瞬間、「音楽療法の大会ですよ。そのテーマのめざすものは？」という考えがよぎったのは私だけではなかったでしょう。
平成24年の山梨県の関東支部都県別講習会は、宇宙物理学者佐治晴夫氏をお招きして開催されました。そのころから山梨県の皆様には、宇宙と音楽そして音楽療法という「構図」、「キイワード」が存在し続けているのでしょう。
私達音楽療法士は、当然のことながら音楽療法を毎日考えます。その時に私たちは、音楽療法の理論・技法、セッションで起きたことの詳細、そして自分の内面と、奥へ奥へ、狭いところ、深いところに入っていきがちです。
一次案内を拝見して、今回の地方大会は、私たちを広い世界に誘い、その世界から音楽療法、対象者、そして私達自身を見直す大会になるという予感と期待が膨らみました。
大会長、実行委員長、実行委員の皆様のお力を信じて、その時を楽しみに待っています。

大会長あいさつ 大会長　山本久美子

大会まであと５ヶ月、二次案内が発行でき、大変うれしく思います。
本大会は、大友美貴さん作の素敵な表紙の絵のように、宇宙と音楽の不思議から私たちの過去と未来、そして、今を見つめることを目的としています。講師の皆様は私たちをどんな世界に誘うのか、何を問いかけるのか、また、感性が心地よく刺激された会場の皆様と、どんなコラボレーションが生まれるのか、とても楽しみです。
講習会は、専門家である講師のお一人お一人が、生涯をかけて追求し、研究、及び実践しているテーマの講演とワークショップです。臨床に基づいた理論や現場のお話などは、音楽療法士にとって大切な学びです。魅力あふれるワークショップも音楽の楽しさを体感させてくれます。また、口演・ポスター発表は会員の皆様が主役です。多様な現場での様々な発表はお互いの刺激となり、これからの実践の知見を得る機会となります。どうぞ、ふるってご応募ください。さらに、仲間や講師の先生方との交流会を会場隣のカフェで行います。地元の食材とワインで楽しい一時をすごしましょう。
本大会が会員の皆様の音楽臨床を支える一助となれば幸いです。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。