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第20回 日本音楽療法学会関東支部地方大会 栃木大会

 大会スケジュール

通常開催の場合
  当日(3/5)
3/13 〜 4/2
対面申込み者 現地にて参加 視聴可
オンデマンド申込み者 配信なし 視聴可

※配信内容(大会長講演、特別講演、シンポジウム)

対面開催中止の場合
  当日(3/5)
3/13 〜 4/2
対面申込み者 研究発表(Zoom) 視聴可
オンデマンド申込み者 研究発表(Zoom) 視聴可

※配信内容(大会長講演、特別講演、ワークショップ、シンポジウム)

 2023年3月5日(日)対面開催&オンデマンド配信

※オンデマンド配信による参加で申込まれた方は、研究発表とワークショップはご覧になれませんので、ご注意ください。

対面開催  当日(3/5)

8:30〜 受付
9:30〜9:40 開会式
楽器・
書籍販売
(予定)
9:40〜10:20 大会長講演(対面&オンデマンド配信)
遠山 文吉 「音楽療法において表現をどうとらえるか?」
10:30〜12:00 特別講演(対面&オンデマンド配信)
中畝 治子氏「人と人とを繋ぐアートの力」
12:00〜13:00 昼休み
13:00〜14:00 研究発表(対面のみ)
口演発表、ひよこフォーラム
※ポスター発表の募集はありません
14:20〜15:50 ワークショップ(対面のみ)
福田 義子 氏「 喘息のための音楽療法」
16:00〜17:30 シンポジウム(対面&オンデマンド配信)

「音楽がもたらすもの 〜心と心を繋ぐ表現の世界〜」

シンポジスト
  児童領域 伊藤 啓子 氏
  高齢者領域 高橋 多喜子 氏
  精神科領域 山下 晃弘 氏

座長(司会)
  遠山 文吉
17:30 閉会式(18:00 クローク終了)

オンデマンド配信(2023年3月13日〜4月2日)

・大会長講演  ・特別講演  ・シンポジウム

 ※対面開催中止の場合

2023年3月5日(日)
Zoomによるオンライン開催&オンデマンド配信

12:50〜 開会式(Zoom)
13:00〜14:00 研究発表(Zoom) 口演発表、ひよこフォーラム
14:20〜 閉会式(Zoom)

オンデマンド配信(2023年3月13日〜4月2日)

・大会長講演  ・特別講演  ・シンポジウム  ・ワークショップ

 大会長講演

「音楽療法において表現をどうとらえるか?」

遠山 文吉

私は、今回の大会長講演のテーマを「音楽療法において表現をどうとらえるか?」といたしました。<表現>をとらえる観点は様々あろうかと思いますが、中でも@音楽療法士と対象者との関係性に繋がる表現、A音楽の活動に繋がる表現等、幾つかの観点に焦点を当てて私の思いや考えを申し述べたいと思っています。

プロフィール
東京藝術大学大学院を終了後、「所沢市かしの木学園」(障害幼児の通園施設)、「国立久里浜養護学校」、「宇都宮大学附属養護学校」で心身に障害のある子どもたちへの保育・教育を体験した後に、「国立音楽大学」、「東京藝術大学」で音楽療法を学ぶ学生の指導に当たる。

 特別講演

「人と人とを繋ぐアートの力」

中畝 治子

音楽は主に聴覚で楽しむものです。重症心身障害児だった長男にとって音楽は何よりの楽しみであり、生きる上での大切な要素でした。彼は全身で聴き、感じ、喜びを得ていました。そしてコミュニケーションツールでもありました。重い障害の為に何もできないと思っていた彼が歌うことができたことに驚かされました。音楽を通して多くの人々との豊かな関わりが生まれました。

プロフィール
東京芸術大学大学院保存修復技術修了。松島瑞巌寺障壁画復元模写事業等に参加。夫との二人展、グループ展等で作品を発表。小学校図工科講師を経て宇都宮共和大学こども生活学部、立教女学院短期大学幼児教育科に勤務。現在NPO 法人レスパイト・ケアサービス萌代表理事。

 ワークショップ

「喘息のための音楽療法」

福田 義子

アレルギーの中の呼吸器疾患に本格的に音楽療法が取り入れられて約40年になります。喘息のための音楽療法(ぜんそく音楽)は、音楽を道具に遊びながら呼吸訓練をする方法で3歳〜高齢者が楽しんで会得することができます。喘息音楽の基本を学び、無理なく自然に覚えられる呼吸法を、皆さまに実践を通して知って頂き、楽しんで習得していただきたいと思います。

プロフィール
日本音楽療法学会認定音楽療法士、1976年〜福田医院勤務、1981〜1992年群馬県立ガンセンター東毛病院アレルギー研究室館野幸司医師に師事、1982年〜行政の喘息音楽教室の講師、2004〜2011年スペインの大学医学部音楽療法学科講師、台湾朝陽科技大学保育科等 海外の音楽療法学科講師

 シンポジウム

「音楽がもたらすもの〜心と心を繋ぐ表現の世界〜」

座長(司会) 遠山 文吉

音楽療法に携わる方々は<表現>についてどのように考えていらっしゃるのでしょうか?ご自分たちの音楽療法活動に於いて<表現>をどのように位置づけ、活用していらっしゃるのでしょうか?今回は児童領域、高齢者領域、精神科領域でご活躍の3人の先生方のお考え、思い等についてお話を伺います。フロアからのご発言も受けて学びたいと思います。

シンポジストのご紹介

伊藤 啓子(児童領域)

人と人とを繋げる<表現> 幼児〜成人の楽器活動の例から
<表現>をどうとらえ、どのように受けとめ、そして人と人へと繋げていったのか。これまで担当した療育や教育の現場、成人(作業所)での個人〜集団セッション、と幅広い年令と様々な場所で経験した楽器活動を例にあげ、対象児者から学んだことを含めお話しをしていきます。

プロフィール
アメリカ音楽療法協会認定音楽療法士を取得し、帰国。児童領域を中心に実践し、昭和音楽大学准教授に就任、現在は客員教授。日本音楽療法学会認定音楽療法士。

高橋 多喜子(高齢者領域)

「むらさき小唄」による表現の世界 彩色によるライフレビューを試みる
第二の自宅とも言える老人施設で最期を迎える高齢者が増加する昨今、激動の中を生き抜いてきた世代の高齢者にとって自分史の整理は心を癒すとともに終末に向けての重要な作業であると考えられる。ここでは「なじみの歌」によるライフレビューを時代別に彩色することで成功した例を紹介する。

プロフィール
同)音楽療法R&DセンターCEO・センター長日本音楽療法学会認定音楽療法士、医学博士著書「音楽療法第4 版」(金芳堂)他

山下 晃弘(精神科領域)

心のつながりと治療的創造性 ─即興個人音楽療法の経験から─
音楽療法に「最低限、必要なもの」を聞かれたら、どう答えるだろう。いろいろな答えや意見があると思う。筆者なら「音楽」と「(患者と治療者の)心のつながり」である。その二つを基盤に、患者の音楽的な治療的創造性を引き出し、そこから病状の改善を目指すことになる。当日は、即興個人音楽療法で経験した具体例を紹介し、即興の意義を加味して、考察を深めたい。

プロフィール
自治医科大学卒業。医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医・指導医、日本音楽療法学会認定音楽 療法士。言葉以外に患者と心理的にふれあう手段(音楽療法)があって、本当に良かった♪

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